思いどおりにいかない《サイン本》
坂本千明
私家版 2024年
18 x 12.8 x 0.5cm
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坂本千明さんの、ブログや個展のために綴られた文章をまとめた小さなエッセイ集。
ご両親や愛猫、実家とのお別れ等、思いどおりにいかない人生のあれこれが淡々と綴られています。「思いどおりにいかない」のは紙版画も猫との暮らしも同じ。だからこそ受け入れて生きていけることを、坂本さんはよくご存じなのだと感じました。
坂本さんをもっとよく知りたい方にもおすすめな、ほろ苦い大人のエッセイ集です。
**以下、著者ブログ(https://sakamoto5.exblog.jp/)より
40代から50代にかけて経験した両親の介護や看取り、実家売買、飼い猫の闘病、自分や版画のことなど、全く思いどおりにいきませんな……な日々を展示やブログ、webのお仕事などで綴ってきた文章と、今回書き下ろしたものをまとめました。後ろをふり返りながら前向きにあきらめたような、我ながらなんとも陰気で鬱陶しい本となりましたが、私が本を作ろうとする時は大抵自分自身をひと区切りさせたいタイミングにあるようで、お陰様で完成した今私は勝手にスッキリとした気持ちでおります。(が、もし読んでくれようという方がいらしたら、それに付き合わせてしまい恐縮です。)
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