(古本)猫ねこネコの物語
ロイド・アリグザンダー作
ラツロ・クビニー絵
田村隆一 訳
評論社 2000年 第6刷
21×16×1.9cm
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【状態】B
表紙に数か所汚れあり/カバーに若干の折れ/裏表紙見返し部分に小さな書き込みあり
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やさしく、強く、勇気にみちた、8匹の猫のヒーローたちが、痛快無比の大かつやく! ウィットとユーモアいっぱいの8つの物語。ネコの町長/ネコ王の娘/《だめ》といったネコ/ネコと黄金の卵/くつ屋とネコ/絵かきの飼いネコ/ネコとヴァイオリンひき/見習いネコ(出版社HPより転載)
アメリカのファンタジー作家による、猫が活躍する8編の物語集。8匹の賢い猫たちが、それぞれのお話の中で、人間以上の知恵と勇気で大活躍。まるでアリグザンダー版猫の昔話といった趣です。
そこはかとなく漂ってくる中世あたりの雰囲気にも、ファンタジー作家ならではのものを感じます。古風な言い回しもたくさん出てきて、子どもたちにとっては意味がわからなくても、口に出して読むだけでなんだか楽しい。
そして、
「ネコはね、みんな、自分のなかに王国をもっているんだ」
「わたしたちネコは、ひとから強制されるのにがまんならないんです」
など、名言の数々も豊かで、アリグザンダーの猫好き度が窺えます。