(古本)猫君
畠中恵
集英社 2020年 初版
19.2×14×2.6cm
ソフトカバー
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【状態】B⁺
裏表紙にわずかにスレあり
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吉原の髪結の家で育てられていた茶虎の猫みかんは、自分がもうすぐ猫又になることを、飼い主から打ち明けられます。実は、江戸の町には、六つの猫又の陣地があり、各陣の新米猫又は、将軍様の庇護のもと、江戸城内の学び舎「猫宿」で修業に励んでいるのでした。
みかんたち新米猫又は、一人前の猫又になるべく、様々な試練に立ち向かいます。
『しゃばけ』シリーズなど、時代ものの妖怪ファンタジーで大人気の畠中恵。今度の妖は猫又です! せりふの前に、「にゃー」「みぎゃー」「にゃんっ」などの声が頻繁に発せられ、たまりません。みかんが自分のことを「われ」というのも可愛いです。
時代✕ファンタジー✕猫(しかも猫分多め)という稀有な小説。誰もが知るあの有名な武将も、実は猫又だったというまさかの事実にはびっくりです!