(古本)郵便局員ねこ
ゲイル・E・ヘイリー さく
あしのあき やく
ほるぷ出版 1980年 第2刷
20.9×25.7×0.8cm
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【状態】C
カバーなし/天地・小口にわずかなシミ/表紙・裏表紙一部に凹み
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冒険心のある子ねこのクレアは、ある日ミルクの運搬車にもぐり込んで、農場からロンドンの町へ。けれども寒い季節になると、どこの町にも自分の落ち着ける場所を見つけることができません。ある雪の日にクレアが忍び込んだのは、女王陛下直属の王立郵便局でした。
農場から飛び出し、町をさまよい歩いた子ねこの立身出世物語。
あとがきによると、1868年、王立郵便局では、郵便物や為替がねずみにかじられて大被害をこうむったとのこと。以来、今日(1980年現在)にいたるまでイギリスの郵便局では、ねこが局員として正式に採用されているそうです。
版画のような、少し古びた味わいの挿絵も魅力的。アメリカのイラストレーター、ゲイル・F・ヘイリーは、この作品でケイト・グリーナウェイ賞を受賞しています。