茂吉のねこ
文・松谷みよ子
絵・辻司
ポプラ社 1973年出版
24.4×21.5×1cm
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鉄砲うちの茂吉のねこは、夜になるとちゃんちゃんこを着た子どもに化けて酒屋に酒を買いにいく。気づいてあとを追った茂吉が見たものは……。
秋田の民話に題材をとり、松谷みよ子さんの代表作のひとつでもある、教科書にも載っていた有名なお話です。酒飲みの中年男性(と思われます)と暮らしながら、妖怪にこき使われているねこのかわいさと、ふたりの絆が光ります。土俗的な雰囲気も大変味のある、大人も唸るメルヘンです。
¥1,100