(古本)「吾輩は猫である」の謎
長山靖生
文藝春秋 1998年 第1刷
17.3×10.8×1.2 cm
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【状態】A
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『吾輩は猫である』は、謎に満ち満ちた作品である。猫の吾輩はなぜ読心術を使えるのか、苦沙弥先生はなぜ胃弱の健康オタクなのか、奥さんはなぜハゲなのか-。これらの謎解きを試みたとき、おなじみの名作は、思いがけなくもまったく新しい表情をみせた。一見、瑣末とも思われる数多のエピソードに託された漱石の本音と心意気に光を当てた、「漱石研究本」のイメージを覆す傑作オマージュ。
◆目次
第1章 苦沙弥先生の「モノ」がたり
第2章 『猫』のなかのマイ・ブーム
第3章 苦沙弥サロンをめぐる人々
第4章 ニューファミリー珍野家の光と影
第5章 『猫』の家と新時代の風景
¥350