猫は神さまの贈り物《小説編》(実業之日本社文庫)
森茉莉・吉行理恵・室生犀星・佐藤春夫・小松左京・梅崎春生・宮沢賢治・金井美恵子・星新一
実業之日本社 2020年出版
15×10.8×1.2cm
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猫は、そこにいるだけで「物語」を生む。
なぜ作家は猫を描くのか。
天邪鬼でわがまま、時に甘えん坊。飄々としたこのいきものに心惹かれ、物語を仕立てようとする作家は多い。
人間より上位の動物として地球に君臨する猫を表現したSF「ネコ」(星新一)や、飼い猫から見た作家の生態を描く「黒猫ジュリエットの話」(森茉莉)など、9人の作家による個性あふれる猫小説集。
1982年に出版された、文芸評論家・山本容朗によるアンソロジーから、小説とエッセイに分冊されたものの小説編です。
【収録作品】
森茉莉 『黒猫ジュリエットの話』
吉行理恵 『雲とトンガ』
室生犀星 『猫のうた』『愛猫』
佐藤春夫 『猫と婆さん』
小松左京 『猫の首』
梅崎春生 『大王猫の病気』
宮沢賢治 『どんぐりと山猫』
金井美恵子 『暗殺者』
星新一 『ネコ』
¥836